泊まってみたらこうだった
第六回 熊本県熊本市
JR九州ホテル熊本
熊本市へ久しぶりの出張です。
新幹線開業で大きく変わりつつあるJR熊本駅前
その在来線側白川口。
JR九州が運営するビジネス系ホテル
「JR九州ホテル熊本」は駅舎にほぼ直結する形で隣にあります。
目の前は市内中心部への主要アクセスである市内電車乗り場に
なっていて交通アクセスは申し分ない立地です。
今回宿泊したのは15平米のシングルルームで平均的な広さと設備。
ベッドの上の折りたたまれた部屋着の上に折鶴がおかれたりして
心和まされます。
空調は集中制御でON/OFFと大まかな温度設定しか調節できないタイプで
やや不満。今頃の季節は場合によっては冷房・暖房を併用したい気候の日もあり
その点は不便。実際、利用当日は夕方までは暑く室温を冷房で
下げたいくらいでしたが暖房モードにしかなりませんでした。
140×180タイプのユニットバスは明るく清潔に保たれていますが
部屋側の床面より大きく一段高い据え置きの施工で
近年のバリアフリーな客室に慣れていると、やや古めかしく
コストを抑えた作りといえなくも無いです。
アメニティーは必要最小限なグレードと内容。
フロントで小さな固形石鹸(資生堂製)が置いてあり希望者は
自由に貰えるが、洗面台にはハンド&フェイスソープが
ボディーソープとは別に用意されている点が嬉しいですね。
テレビは26型のおおきな地デジテレビがあり映りも良好。
BSも見ることが出来て有料放送もありますが実際のところ
そこまでを見てる暇はないでしょう。(笑)
今回の客室は7階の新幹線ホーム向きの部屋で
窓からの眺望は良好です。
目の前を次々と新幹線が発着してゆく様子を楽しめます。
眼下には在来線ホームも望め、色々な電車がひっきりなしに
走っていて楽しいひと時を過せます。
今回は朝食付きのプランでしたので朝は1階にある
居酒屋店舗のスペースで「和定食」を頂きました。
ほかに「洋食セット」もありますが
オムレツやサラダ、トーストといった平凡な洋食メニューより
郷土料理を主とした「和定食」のほうが絶対にオススメです。
からしレンコン、団子汁、日奈久ちくわ等々メニューも充実していました。
都市部のビジネスホテルで郷土料理が頂けるという点は嬉しい限りです。
ホテルロビーには熊本観光をアピールするパンフレットや
フリーペーパーのガイドブックに夜遊び系スポットを紹介する
冊子などが並べられ滞在客のもてなしに、あれこれと企画されているようです。
新幹線の開業で博多まで30分あまり・・・
いままで泊まりだったビジネス客の日帰り割合も増えるのではないかと
思われますが、総合的な来訪者の増加で熊本のホテル業界が
活気付くことを期待したいところです。