先日A級劇場にうかがった際、複数のお客さんから
「再開発で劇場閉館ってホント?」とか聞かれてビックリしました。
てゆうか、何故私に聞く(苦笑)
確かに随分と昔から(私が知っているだけでも20年以上昔から)
劇場のある一帯、小倉駅南口前周辺地区の再開発の話はありましたね。
その第一弾が現在のコレットビルこと旧そごうの入居していた
大型再開発ビルです。しかし完成間もなくバブルが弾けて肝心のそごうも撤退。
一時は丸々巨大空きビルになるという有様。
その後は官主体の大規模再開発という時代も過ぎ去り
結局小倉駅周辺再開発の計画は事実上立ち消えになりました。
ただ小倉駅前西地区は現在のマクドナルドある場所の東西の道路を
拡張する計画があるため、それに合わせて民間のディベロッパーによる
同地区の再開発期成組織も一時期結成されたようでしたが
それもいつの間にか解散してしまい、現在ではこの地区の再開発は
「再開発構想」という「計画」から一歩退いた不毛状態のままです。
一方で数年前から、「京町二丁目七番街区再開発」という計画が
浮上してきました。これは、コレットビル西向かいのアーケード通りに
挟まれた一角、現在ほぼ空きビルでかつては消費者金融ばかり入居していた
雑居ビルや居酒屋、コーヒーショップ等のある比較的狭い一区画を
再開発しようという話です。JR小倉駅前の一等地でありながら再開発区画が
比較的規模が小さいこととすでにテナントなど歯抜け状態のビルが多いこともあり
地権者同意の得やすさから、こちらの計画は実現の可能性はあります。
また、小倉駅南口前、東側の再開発計画もあります。
こちらは西側と違って計画道路の拡張工事が進んでおり
また核となる地権者が「日本郵便」と大手金融機関であることから、
その気になれば一気に再開発が進むかもしれません。
ただ、この小倉駅前再開発はスタートの「そごう」ビル計画の誤算や
その後の迷走ぶりが周辺地区地権者の記憶に新しいこともあり
新たな実現は難しいのではというのが、もっぱらの噂です。
ということで、私個人の予想としては再開発が始まるとすれば
まず郵便局のある東地区再開発、次が地権者も少なく規模が小さい
京町二丁目七番街区再開発といったところでしょうか。
地権者が多く複雑かつ不明確な部分の多い西地区は再開発進展の
可能性は今のところ低いと見ます。
正直なんで今、突然劇場のある西地区の再開発の噂が
急に話題となっているのか良くわかりませんが、
この手の話は眉にツバ付けて聞いておくほうが良いのではと
思うのですがね。