和歌山県和歌山市
「八光ミュージックホール」
久しぶりに和歌山市を訪れ
かつての八光ミュージック跡をたずねてきました。
南海・和歌山市駅を降り立つと駅前は10年前と何も変わらぬ景色。
一瞬で当時にタイムスリップすたかのような思いになりました。
街の繁華街から外れた路地裏の一画に劇場はありました。
当時、劇場への路地入り口付近にあったコンビには携帯ショップに変貌!?
いつも劇場入りする前には必ずここのローソンへ立ち寄り
当日の戦闘物資を補給して突撃するのが常な私でした。
劇場のある「じゃんじゃん横丁」に入ると小屋の手前にあった
居酒屋や小料理屋さんは、なんだかアートで芸術的に飾られた
おしゃれなお店になっていましたが、存在していました。
その奥にデーンと大きな八光ミュージックがあったのですが・・・
もう跡形も無く、瀟洒な戸建とアパートに分譲され姿を消していました。
八光ミュージックは奥行きのある映画館式のつくりで
奥まで延々と伸びるトイレへの通路兼、緊急避難路が特徴的でsた。
全体的な雰囲気は今でいうと広島第一劇場に似ているかも。
高くて広い本舞台。中央のアクリル板の回転盆。
その回りに、欲望むき出しの群がる客を阻むかのように
せり出した手すりがあった事などが思い出されます。
フィナーレの時には毎回、おもむろに巨大なオブジェが並べられるのが
なんだか不思議な光景だったのを覚えています。
とにかく駅から遠くて繁華街でもないので終演後は妙にウラ寂しい気分を
抱きながら駅まで戻ったものです。
当時、従業員氏の運転するデリカで駅まで送迎してくれたことも良い思いでです。