開館記念興行の名にふさわしい豪華な出演陣と
内容の濃いパフォーマンスがぎゅっと詰まったという感じの今週です。
川中理紗子さん
ドレスに蝶の羽根があしらわれたドレスと
黒のドレスと赤のドレスの対照的な
コントラストが映えるダンスステージの2種
力強いステップと指先まで神経を
注ぎ込むかのような繊細な表現。
せつなげな表情のベットステージ、
伸びやかポーズと
バネのあるブリッジは圧巻です。
きらら☆さん
天照大神は神々しい朱の打ち掛けという衣装
中盤の激しいダンスシーンは軽やかな虹色の衣装で、
天鈿女命を演じて、日本神話の名場面を再現。
嗚呼、思えばこれが日本ストリップ史の起源かと、
しみじみ胸の熱くなるステージ。
きららさんって、神秘的な設定の出し物が、何故か
とてもシックリとマッチする気がするのは私だけでしょうか?(笑)
牧瀬茜さん
妖精のような羽根をつけての白いミニのドレスでのステージと
身の丈ほどはある大きな赤いベール越しにシルエットと
衣装変えの妙が冴えるラテンタンゴなステージの2種
演出力、演技力の巧みさに感動すると同時に、これほど
作りこまれた舞台でありながら観る者に対して、まったく
押し付けがましさがない、この心地よさ。心身洗われる思いがします。
空まことさん
アーミーカラーのラフなストリートカジュアルで
ノリノリのブレイカーなパフォーマンス。
ヒップホップのリズムに合わせてのダンスがクール。
レゲイのリズムとシェイクヒップのパフォーマンスがエロチックなステージ。
COOLなイメージのダンスパフォーマンスとは対照的に
ポラロイドコーナーでのほんわかとした口調。
そのギャップもまた楽しい彼女の舞台です。
川村あいねさん
和傘を使っての振袖調の衣装がゴージャスなステージと
黄色地に黒に水玉の大柄模様がインパクトのあるフラメンコな
ステージの2パターンを拝見。
ステージでのダンスを御自分自身のものとして、
しっかり取り込まれているのでしょう、振り付け自体に
「踊らされてしまっている」というような不自然さがなく、
姿勢、視線、表情と見事に一つに出来上がっています。
バタバタと無駄に動かないベットステージでの表現も見事です。
ダンサーとしての円熟味を増してきた事を感じさせてくれる舞台でした。